【再送】住宅ローンの金利選びはどうすればいい? ~固定金利編~
こんにちは。
滋賀県犬上郡で、あなたにふさわしい家づくりを、数十年後に住宅ローンで苦しまない資金計画から導き出す地域密着の建築屋 増田勝巳です。
日銀がマイナス金利政策が今日から発動。
一時的に恐ろしく下がった株価や長期金利も反動しているようですが…
前々回(?)書いた住宅ローンの金利選びはどうすればいい?が途中で止まったままでした…
マイナス金利発動記念として(訳わかりませんが…)その続きを。
変動金利は金利水準が下降しているときが有利で終わりました。
じゃあ、今のような低金利が長く続いているときはどうかと考えると…
考え方によってはどれも有利!ということになってしまいます…
なんで?
これだけ長い間低金利が続いているから簡単に上がりはしない!
なら、一番金利の低い変動金利が一番いい!という人もいるでしょう。
この理屈、一理あるようにも思えますが、僕なら条件付きで認めます。
その条件とは?
”住宅ローンの性質をよく理解していて、銀行の性質をよく理解していて、しっかり計算出来ていざというときしっかり行動を起こせる人”限定ですね。
何か起こったら、銀行に相談すれば…というのも確かに間違いないですが、相談するタイミングを間違えば どう頑張っても総支払額を増やさずキープするのは難しいです。
銀行だって、損してまであなたを助けてくれないですからね。
それが無理!面倒!そんな性質やタイミングなんていくら聞いてもサッパリ訳わからん…という人は?
こんな低金利時代だからこそ、固定金利も選択肢に入ると思います。
前期間固定型なら、この先何が起ころうとも関係なし。
今の金利のままで最後まで進むわけですから都度都度で計算する理由はありません。
ましてや、これだけ低金利なら下がるとしてもわずかの話。
もうちょっと待てばもう少し下がるかな?も何も 地面スレスレで飛んでる飛行機のようなものです。
あとは、低金利がどこまで持続するか?どこから上がるかの二つに一つ。
住宅ローンがマイナス金利になれば、誰も借りるわけがないですしね!(当たり前!)
そう考えると、安心感はどーんと大きいと感じませんか?
ただし、デメリットもありますからお間違えなく!
フラット35を扱う金融機関は様々あり、金融機関によって条件がバラバラです。
金利の安さだけで選ぶならモーゲージ系などが有利ですが、融資手数料が高い!
融資額の2%+消費税と言われると…
3000万の借り入れなら64.8万の手数料となります。
某地銀のS銀行を例にして見てみると、定額型なら54000円 定率型で融資額の1.62%となってます。
定額型なら安くて安心ですが、その分金利はモーゲージ系より0.25%高い1.73%の設定です。 (ちなみにとあるモーゲージ系では2月の適用金利は1.48%です)
そして、団体信用生命保険はフラット35を扱う住宅金融支援機構の扱う保険が可能とあります。
この保険、地銀なら銀行が負担してくれるんですが、機構の保険は借主負担で年払いなんです。
さあどれが有利か…?
最終的には、あなたの年収、自己資金、希望する家族構成、希望するライフスタイル等の条件を整理 して、それぞれのパターンでどんな返済方法になるのか?それが現実的か?想定外のことがあっても対応 可能か?などと、時間と手間をかけて検証しないと本当の答えは出そうにないですね…
一概に誰しにも有利な条件はない! これが結論です!
なんのこっちゃ…?と思われるかもしれませんが、これが現実なんですね…(T_T)
だから大事なのは、まず家を建てようと決心されたのなら、土地探しも、間取りのことも、住宅ローンの事も 一括して相談できる相手を探すのが先決です!
決して土地を買うことが先じゃないですよ!
そこで条件の一つを固定してしまうと、他のところで融通が 利きにくくなり、結果妥協だらけの家づくりにつながりかねないからです!
これ、一番大事なところです!絶対間違えないでくださいね!
P.S